ソロツーリングの楽しみ方は?

ソロツーリング

無理のないルートを考える

ソロツーリングでは、自分のペースで走れるのが何よりの魅力です。でも、その自由さに任せすぎて予定を立てずに出発すると、想像以上に疲れたり、目的地に着けなかったりすることもあります。出かける前にある程度のルートを決めておくと、安心感が違います。

はじめは片道100km以内の距離を目安にすると、日帰りでも無理なく楽しめます。事前に休憩できそうな道の駅やコンビニ、ガソリンスタンドを事前にチェックしておくのもおすすめです。ナビを使うのもいいですが、あえて少しだけ外してみると、新しい風景や気になる立ち寄り先に出会えるのもソロツーリングの醍醐味のひとつでしょう。

もし「少し寄り道したいな」と思ったときのために、ゆとりのあるスケジュールにしておくのがおすすめです。がっちり計画を立てすぎると、かえって疲れるので、「ざっくり予定」でちょうどいいかもしれません。

ソロでものんびり楽しめる工夫

一人旅のいいところは、好きなタイミングで止まれて、好きな風景に出会えること。混雑を避けた裏道を選んでのんびり走るのも楽しい時間です。音楽や景色を楽しみながら、自分のペースで進めるのがソロツーリングの良さでもあります。

途中でライダーズカフェに立ち寄れば、思いがけず他のバイク乗りと話がはずむことも。観光地に寄るのもいいですが、地元の食堂や公園でのんびり過ごすのも、ソロならではの楽しみ方です。

もし「一人だとちょっとさみしいな」と感じるなら、友人とLINE通話をつなぎながら走ったり、SNSで実況っぽく発信してみたりするのもアリです。誰かとつながっている感覚があると、心強く感じる場面もあります。

安全対策はきちんとしておく

一人で走るからこそ、安全面の備えはしっかりしておきたいところです。まずは基本ですが、ヘルメットやプロテクターをきちんと身に着けて走りましょう。とくに転倒時の衝撃をやわらげる装備は、自分の身を守るために必要です。

スマホの充電はフルにしておくのはもちろん、モバイルバッテリーも忘れずに。万が一のときには連絡がとれることが何より大切です。走る前にはバイクの点検も忘れずに行い、タイヤの空気圧やブレーキ、灯火類の確認をしておきましょう。

また、盗難防止のためにロックやアラームを持っていきましょう。とくに観光地や人の多い場所に駐車する場合は、しっかり施錠しておくことで安心して過ごせます。ソロツーリングでは「トラブルを避ける」ことがそのまま楽しい時間につながるので準備がとても大切。

さらに、家族や友人にはあらかじめ出発時間と大まかな行き先を伝えておきましょう。何かあったときにも連絡を取りやすく、万が一の備えとして役立ちます。