GN125の特徴
GN125は、4ストローク単気筒エンジンを搭載した原付二種(125cc)バイクです。1980年代に販売されてから今でも根強い人気のあるバイクで、中国でも大ヒットを記録しました。外観はオールドルックという感じですが、販売された時期を考えると、本物のレトロといったほうがいいかもしれません。
GN125は燃費効率が良く、耐久性に優れているため、長距離にも適しており、メンテナンスも比較的簡単です。スタイリッシュな外観でありながら構造はシンプルであるため、カスタムにも適している車種といえるでしょう。このような使い勝手の良さやカスタム性の高さから、初心者ライダーだけでなく経験豊富なライダーにも人気のバイクです。
排ガス・騒音規制への対応が難しくなったため、現在は日本国内では生産されていませんが、中国の大長江集団によってOEM生産(他の企業に生産を委託して製造を行う方法)がされています。GN125は中国で「GN125H」として生産されており、日本国内では販売されていないため、日本で手に入れる場合は並行輸入という形で購入する必要があります。購入するのに手間はかかるのですが、その手間をかけてでも手に入れたいという愛好家が多い車種でもあるのです。
初心者ライダーにおすすめのポイント
GN125は使い勝手が良いバイクとして知られています。軽量でコンパクトなバイクであるため小回りが利くという点から、街乗りや通勤に適したバイクといえるでしょう。しかし、決して長距離が不向きというわけではなく、125ccにしたらパワーもあります。ただ、のんびり走るのが気持ちいいバイクとはいわれていますね。低燃費でもありますし、シンプルなのでメンテナンス性も良いほうです。シートは低めで足つきがよく、タンデムもできるので、様々な用途に対応できます。
10~30万円で購入できるという点も、初心者ライダーの懐事情にとっては嬉しいポイントでしょう。家族が自動車を持っている場合はファミリーバイク特約に入れるので、任意保険の負担を下げやすく、維持費が安くなりやすいという点も嬉しいですね。
GN125Hについては、セルフメンテナンスの必要があるという点は、ただ通勤・通学に使いたいという方にとってはデメリットに感じられるかもしれません。しかし、これからバイクをじっくり楽しみたい、という初心者に最適なバイクといってもいいと思います。