VTR250の特徴
燃費がよくて耐久性も高く、操作の癖も少なく、かなり実用的なHONDAのバイクということもあり、「大きいスーパーカブ」的な呼ばれ方をすることもあるバイクです。消耗品のメンテナンスがしやすいという点で安心感があるバイクといえます。
「はじめてのバイクを選びたい」「長距離ツーリングもしてみたい」「バイクのメンテナンスがうまくできるか不安…」という人にはおすすめできる車種ではないでしょうか。
VTR250はバイク便で使われることの多い車種でもあります。バイク便にVTR250が使われているのは、Vツインエンジン搭載バイクとして40年もの実績があるシリーズという理由もありそうですが、長距離を走行するうえバイクの維持費やガソリン代の補助は出ないので、燃費がよい・長距離走行をしても疲れにくい・壊れにくい車種が求められるようです。酷使されても壊れにくく、人気車種であり、流通台数の多さから中古パーツが手に入りやすいという点もメリットでしょう。
初心者でも乗りこなしやすい優等生
VTR250は結構見た目がいかつい感じもして、乗りこなせるかどうか不安だと感じるかもしれません。しかし、VTR250は癖のない走りが特徴で、誰にとっても扱いやすいバイクといえます。
裏を返せば、一癖も二癖もあるバイクを乗りこなすことに楽しみを感じる、という人にとっては、少々物足りなさを感じてしまうかもしれません。しかし、快適な乗り心地の前では、多少のつまらなさも気にならなくなるでしょう。
デメリットはあるの?
VTR250には、乗りこなしやすい車種ならではのデメリットを挙げられることがあります。VTR250は良くも悪くも「普通」という評価をされやすく、癖がなくスイスイ走れるので、人によっては、面白みのないバイクに見えてしまうのです。
しかし、優等生的な性能を持つからつまらないバイクとは一概に言えません。
例えば、VTR250はスピードを上げたいときや上り坂に入るときなどにはギアチェンジを何度か行う必要があるため、バイクを乗りこなしている感も抜群に感じられます。逆にいえば、ギアチェンジをきちんとやらないと、急発進や坂道のタイミングで遅く感じられてしまうということでもあるのですが。
どっちにしても、バイク初心者にとってはとっつきやすいバイクであり、バイク慣れしている人にとっても不足はないかなと思います。