
燃費にすぐれたバイクの代表モデル
燃費がいいバイクを探すなら、原付一種(〜50cc)や原付二種(51〜125cc)に注目してみましょう。特に学生にとっては、維持費の安さと扱いやすさが魅力です。
中でも人気なのが「スーパーカブ110」。WMTCモードで67.9km/Lと非常に高く、日常の足として信頼されています。「モンキー125」も70.0km/Lと燃費性能にすぐれ、レトロなデザインで個性も演出できます。
スクータータイプなら「PCX125」が定番です。47.7km/Lとまずまずの燃費ながら、シート下収納が広く通学や買い物にも重宝します。「アドレス125」は51.0km/L、「ジョグ125」も51.9km/Lと、どちらも50km/Lを超える好燃費。価格や軽さを重視したい人にも向いています。
どれも初めてのバイクとして乗りやすいものが多く、燃費だけでなく使いやすさや見た目の好みも含めて選んでみるのがおすすめです。
バイク選びで見ておきたいポイント
燃費がいいというだけで選ぶと、思ったより使いにくかった…ということも。ライフスタイルに合った使いやすさを確認しておくのも大切です。
例えば取り回しのしやすさ。軽い車体はUターンや押し歩きがしやすく、通学路に坂道がある人や、駐輪スペースが狭い人にも向いています。
収納力も見逃せません。シート下スペースや荷台の有無で、荷物を持ち歩く手間がぐっと変わります。ヘルメットが入るか、ちょっとした買い物に対応できるかもチェックしておきましょう。
そして見た目や乗り心地。気に入ったデザインやフィット感があると、自然と乗る回数が増えてきます。「気に入ること」も長く続けるうえで大事な要素です。
さらに、メンテナンスのしやすさや部品の入手性も見ておくと安心です。バイクの種類によっては整備に時間や費用がかかることもあるため、街のバイクショップで対応しやすいかどうかも参考になります。
燃費数値の見方とその差
カタログに出てくる「燃費」には種類がありますが、実際に参考になるのが「WMTCモード値」。実際の交通状況を模した走行パターンで測定された数値なので、より現実に近い数字とされています。
たとえば「グロム」は67.8km/L、「レッツ」は52.8km/Lと、同じ125cc以下のモデルでも差が出ます。走行条件や使い方でも変わりますが、50km/Lを超えていれば、通学やバイトの往復でガソリン代を抑えやすくなります。
燃費は車体の重さやタイヤの種類、走り方によっても変わります。特に加速時や坂道での走行が多いと燃費が落ちやすくなるので、自分の通学ルートや使い方をふまえて選ぶことが大切です。
燃費性能だけでなく、維持費全体や日常の乗り方まで含めて考えることで、無理なく楽しいバイクライフが続けられます。